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クリエイティブにおける脱「とりあえず」を目指す

広尾商店街との取り組み
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昨日は広尾プロジェクトのメンバーで先日行われた大鮪祭の来街者調査と今後のソーシャルメディア施策について振興組合へ報告しに行きました。商店街をメインとしたムービーを制作し、発信するということになり、どのようなものができるか楽しみです。
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ゼミの性格上、メディア制作なども行います。そこで考えて欲しいのは自分たちがつくりたい(アートと呼んでいいかもしれません)ではなく、文脈への位置付け(デザインに近いかもしれません)として捉えて欲しいということです。「何かそういうのがあるといいよね〜」「とりあえずつくっておいたほうがいいかな?」ではなく、「何のために行う/つくるのか?」を考えて欲しいと思います。
今回のように相手(広尾商店街)がいる場合は特にそうですが、組織や地域において自分たちが行った課題発見、あるいはその課題解決の文脈からどのように位置付けられるのか?がポイントだと思っています。
また現地での調査や、演習で行っているソーシャルメディアでのプロモーションなど直接的な調査・知見はもちろんですが、それに加えて、ゼミでのメディア論、都市論などの専門書購読・ディスカッションもバックグラウンドに組み込んでいくことも「文脈化」「位置付け」には大事なのではないかと思っています。
特に地域活性化については、若者・大学生がコミットする場合、とにかくボランティア感覚で手足を動かすという「労働者」としての側面が求められています。もちろん、それも重要ですし、大学生本人も実感が得られて、満足感が高いというのもあります。しかし、せっかく大学生が取り組むのであれば、学んだことを活かす、活かすために学ぶ、ということも学生本人、そして地域ももっと求めてもいいのではないでしょうか。こうしたことが昨今、叫ばれている「役に立つ学問」問題にも関係してくるのでは、と思います。
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