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価値観を語ることと語れる環境をどう整備するか?

実験ワークショップ:Career Camp

9月に入ってですが、学生たちと柏で「Career Camp」と題して、キャリアについて考えるワークショップを行いました。きっかけは当地で「高校生夢マルシェ」を展開されている渡辺さんからご一緒できないかという提案からでした。

目的は

○ キャリアについて考えるときに自分の価値観を出してみる

○ 非日常の場を活用する

という2つがありました。

キャリアについて考えるときに自分の価値観を出してみる

まずは柏の葉KOILでは起業家の方々からお話を聞きましたが、何をしているかと同時に何を大事にビジネスしているのか?価値観も語っていただきました。その後に様々な大学から集まってもらった学生からピッチを行いました。Pecha Kucha形式を参考に自分が大事にしている、表す5枚持ってきてもらい、それぞれ1-2分、合計5-10分話してもらいました。

非日常の場を活用する

その後、場所を移動して手賀沼のキャンプ場を会場にして、実際何を考えている、何をしたいと思っているという話を行いました。キャンプ場なので、テントやBBQ、キャンプファイヤーなども経験しました。これらの仕掛けも話すことだけを考えると無駄、余計なことと言われそうですが、一方で会議室で自分の価値観を話せ、というのはなかなか難しいと思います。今回は自然という非日常の中で、学生同士で今度こういうことをしたい、しよう、一緒にできないか、といった話ができました。

こうした試みはスノーピークさんも「OSO/TO」としてやっていますね。メディア論的に興味深いのはこうした体験がメディアの発達によって原点へ!という文脈で価値が見直されるのと同時に、先日のworkationなども含めてメディアの発達によって離れたところでも仕事ができるようになったことで可能になっているというアンビバレントなものであるというところです。

こうした非日常を意図的につくりだしたり、浸るというのはこれから個人にとっては重要なスキル、組織や都市、地域にとっては提供すべき要素になるのでは、と思います。

今回のCareer Campをご準備いただいた渡辺さま、起業家のみなさま、会場の皆様、今回こうした実験にお付き合い頂きありがとうございました!