先日はポエトリースラムのワークショップを行いました。以前もブログで「ポエトリー・スラムとダイバーシティ」について書きましたが、それをきっかけに夏のPlay Shibuyaでは実際にワークショップを企画し、インカレ合宿ではその社会的意味について考えました。そして、今回は全面的に学生企画として、学生自身が秋から打ち合わせを重ねて「これが自分だ」をテーマに実施しました。
渋谷Fab Cafeに集まりロフトワーク・石川さまが取り組んでおられるShibuya Hack Projectの説明、ポエトリースラムジャパン事務局の村田活彦さんからポエトリースラムについてのインプットをした後で、渋谷をフィールドワークに出発します。フィールドワーク後は実践女子大学渋谷キャンパスで自分を制限しているものは何か?を探りながら、それを徐々に開放し、ポエムに落とし込み、パフォーマンスしていきました。
また当日はポエトリースラムのオーストラリアチャンピオンのZohabさんも来ていただき、村田さんも含めて、パフォーマンスをしていただきました。
企画者のゼミ生・大川が語った「共感されないかもしれないけど、それでも語る、自分の言葉で語る」というのは大きなキーワードになっていたなと思います。
前回も書いたのですが
ポエトリー・リーディング=原始的、個人の身体から発する。自己肯定感を育てる
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ポエトリー・スラム=ダイバーシティを学ぶ・意識する。集まり、披露し、競い合う(公共の場)
こうしたプライベート・パブリックの境界を曖昧にする・探るところにポエトリースラムの社会的意義があるのではないかなと思っています。図らずも昨日、岡村製作所のsea day02に参加した際にパーソナル屋台などを展開するクリエイティブ・ユニットmosakiの田中元子さんのおっしゃっていたコンセプト「my public」にもつながるところもあるかなと思ったりします。このあたりは今後も研究したり、ワークショップを展開していく中で探っていきたいと思います。
村田活彦さん、Zohabさん、また会場をお貸しいただいたロフトワークShibuya Hack Projectの石川さん、来訪いただいた参加者のみなさん、ありがとうございました。