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ポエトリー・スラムとダイバーシティ

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昨日はポエトリースラム・ジャパンの村田活彦さんをゲストに迎え、ゼミを行いました。村田さんとは昨年ゲストとして来ていたインカレ合宿でお会いして今年も学生にぜひこの世界に触れてほしいと思いお招きしました。

ポエトリー・スラムって?というひとはこちら↓を御覧ください。

https://motion-gallery.net/projects/poetryslamjapan2016

*まさしく現在、パリでその世界大会が開かれています。日本時間26日早朝に日本代表・大島さんのパフォーマンスとのこと。

村田さんからまずはポエトリー・スラムについて歴史や意義についてお話いただきました。話を聞くだけでは、ということで今回、ゼミ生は即興でポエムを書き、ポエトリー・リーディングを行いました。何を思っているか?どう感じているか?また、それをどう表現するか?普段はワークショップなどでムービーやグラフィック、音楽、演出などさまざまなメディア、メタファーを用いテーマを共有していきますが、こうした原始的・身体的な表現形式としてのパフォーマンスはよい経験になりました。

今回なるほどなぁと再認識したのは

ポエトリー・リーディング=原始的、個人の身体から発する。自己肯定感を育てる

ポエトリー・スラム=ダイバーシティを学ぶ・意識する。集まり、披露し、競い合う(公共の場)

という意味付け。

ダイバーシティを学ぶ・意識するワークショップなどで大事なのかなと思うのは、その場で「自分以外の」ダイバーシティというように自分を切り離さないことなのかなと思っています。やはり「自分は何者か?どう思うか?」などを表現することではじめてその「場」のダイバーシティが担保されるのかなと。渋谷でダイバーシティを考える、という場合、その渋谷にいる私たちにはそういった「ブーメラン」が返ってくることを常に意識したいと思います。そして「ブーメラン」が返ってくることは決してネガティブなことではなく、様子をうかがって恐る恐る空気を読むことなく、自分を表現できるというポジティブに捉えられるのではないでしょうか?