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言語化と体験化の往復が大学での学びになる

卒論もワークショップも大事だよねというお話

出張から帰ってきてからは卒論シーズンということで添削、添削の日々です。今年は就活後ろ倒しの影響もあり、直前まで執筆が続きそうで添削する側も割とハードです…
その中でよく耳にするのが「先生、文字・文章に出来ません…」という声です。学生のフィールド、テーマは聞いていてどれも面白いし、そもそも自分が携わったプロジェクトだったりするのでネタはたくさんありますが、そこで感じたこと、考えたことをうまく言語化・表現することは結構高いハードルとなっています。
こうした卒論と並行して、来年ゼミに所属する2年生との顔合わせやプロジェクトなどをテーマとする大学が集まって行うラーニング・イベント「ゼミレンジャー」の打ち合わせも進めています。「大学生活やゼミの経験ってほにゃららだと思ってるんですよねー。でこんなことを考えたくて」ということを実際の動きや体験に落とし込んでいくのにどんなことをするか?などを考えています。そういった意味では卒論と逆の思考作業ですね。
こうした2つのことを見ていると、どっちの作業にも大事なのは「構造化」かなと思います。
  • 卒論は①フィールドワークなどで集めた情報(経験)を構造化して、②それを言語化する、という作業。
  • ワークショップは①思ったこと・考えたこと(言語・思考)を構造化して、②それを経験というレベルに落としこむ、という作業。 
哲学や論理学、教育学では「当たり前でしょ」と怒られそうですが、「経験 ⇔ 構造化 ⇔言語・思考」の中をどっちかだけではなく、行ったり来たりしているのが大学での学びを豊かにするひとつの方法なのかなと思います。クリスマス・イブはありがたく?アクティブ・ラーニングについての報告をすることになりまして、そこでもこんなことを話そうかと思っています。